免疫力の7割は腸で作られる
人間の体の中で、免疫力に一番大きく関わっている臓器は腸です。体内にある免疫細胞の実に70%が腸内の粘膜に存在し、体全体の免疫機能を支えているのです。そして、その免疫細胞を活性化させるのが、腸内細菌です。
腸内細菌には、乳酸菌に代表される、腸の消化・吸収を促進する役割の善玉菌、反対に腸の動きを鈍らせる悪玉菌、そしてどちらか優勢な方に同調する日和見菌の3種類があります。
一般的に善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7の割合が腸内を良好に保つ、ベストバランスと言われています。
腸内を理想的な環境に保つには、何といっても食べ物が重要です。ゴボウや海藻類などの食物繊維、ぬか漬けやヨーグルトといった発酵食品などを積極的に摂りましょう。中でも納豆は、食物繊維、乳酸菌ともに豊富で、免疫力アップの強い味方となります。
納豆に含まれるナットーキナーゼは、血圧を下げ、血液をサラサラにして免疫力を上げてくれます。ナットーキナーゼは食べてすぐではなく、食後4時間ほどで活性化し、10~12時間働き続きます。水分を摂らずに血液がドロドロになりやすい夜間の効果を得るためには、朝食より夕食で納豆を食べることをお勧めします。